人間との関わり

先史時代の人類とマンモスとの関わりを示す様々な遺跡が見つかっている。フランスのルフィニャック洞窟やペシュ・メルル洞窟には旧石器時代に描かれたとされるマンモスの洞窟壁画が残されている。同じく旧石器時代のドイツのゲナスドルフ遺跡からはマンモスを描いた石板が発見されている[1]。ウクライナやポーランドではマンモスの骨で作られた住居跡が発掘されている。アメリカ合衆国のアリゾナ州からは、マンモスの化石の骨の間から、石でできた槍の穂先が見つかっている。この化石は約1万2千年前のものと考えられ、当時マンモスが狩猟の対象となっていた証拠とみなされている。

1989年のワシントン条約によって象牙(現生ゾウの象牙)の輸出入が禁止されたため、代替として永久凍土から掘り出されたマンモスの象牙が印鑑などに用いられている。しかし、マンモスの象牙と偽って、禁止されている現生ゾウの象牙が密輸される事例が増えてきている。双方の象牙を区別する簡便な方法がなく、問題になっている。