マンモスの誕生と絶滅

マンモスの復元模型

最古のマンモスは、約500万~400万年前、北アフリカにおいて生まれたと考えられている。そのあらましは、およそ次のとおりである。

  1. 700万~600万年前に、アフリカゾウの仲間(Loxodonta属)から、「インドゾウとマンモスの共通の祖先」が分岐した。さらに600万~500万年前に、その「インドゾウとマンモスの共通の祖先」から、インドゾウの仲間(Elephas属)とマンモス(Mammuthus属)に分岐した。

Mammuthus subplanifronsは、約400万~300万年前に生息したとされる最古のマンモスの一種で、南アフリカ共和国、ケニヤなどから化石が出土している。チャド、リビア、モロッコ、チュニジアで見つかった Mammuthus africanavus も最古期のマンモスと信じられ、一説に約480万年前に生存したとされるが、出土したのは臼歯と牙のみであり、これら「最古のマンモス」については異論もある。

約300万~250万年前、アフリカからヨーロッパに北上して移住する過程で、マンモスは新しい種Mammuthus meridionalisを誕生させた。さらに、アジア、シベリアを経て、約150年万年前には北米大陸まで広がった。当時シベリアとアラスカの間にベーリング海峡は存在せず陸続きであったため、自由に往来ができた。